「手段」という海に溺れて
ども。
世界中でジャム屋の店員姿が似合う人ランキングで46位という好成績を収めた男、白方です。
からの
からの
雰囲気似合い過ぎてて自分でも衝撃的でした。もっと自重します。
今日、ものすんごい雪が降ってましたね。
ここ周防大島では雪が積もるのが実に数年ぶりということで心なしかジャムズの皆さんもテンションが上がってました。
僕なんか言わずもがなです。
砂浜に積もる雪を光照らす朝日。
これほど単純で、これほど美しいものはあるのだろうか。
さて、最近すごく迷っていたことがありまして。
それが
今後の旅を継続してチャリで行くか、それとも原付で行くか
なんです。
シンプルに時間が足りないんです。
最初広島でお世話になったシトラスの農家さん方、すごくいい人たちで取り組まれている農業も非常に興味深かった。
けど、1週間という滞在スパンが非常に短かった。
短くなったのも移動時間を考慮してのこと。
しかも、これからありがたいことにたくさんの多種多様な農家さんへお世話になるご縁をいただきました。
とにかく時間を捻出し、滞在時間を可能な限り伸ばしてたくさんの声を聞きたい。
加えて、予算が限られていること。
これから迎える春、夏ではとにかく水分への出費が増加します。
栄養補給も必要でしょう。
移動時間がかかれば宿泊費だってかさばる。
原付のガソリン代と比較すると、原付の方が費用は抑えられるのではないかと思いました。
トータルコストを踏まえた上で、原付の方がコスパが良いのではないかという結論に至ったんです。
では、どこで悩んでいたのだと。
結論が既に出ており、何に囚われていたのか。
だって、ここまできたら、チャリで回る方がなんかかっこいいじゃん?
(笑)
ビビるほどしょうもないんですけど、ガチでこれに悩まされました。
いや、達成感もあるしかっこよくない?
けど、チャリで回ることが目的じゃない。
確かに、達成感や周りから頑張ったね、なんて声をいただくこともあるでしょう。
けどそれはガバガバの承認欲求で、ただの自己満に過ぎない。
そんなんじゃない、と。
この旅の本来の目的は、
・「農業」と一口に言っても大きすぎる領域の中で今後自分はどう関わって行くのか
・日本の農業の課題とそれに対して自分は、地域は、国はどう解決に向かって行くのかを思考する
・たくさんのロールモデルの話から「自分」を削り、自分の農業哲学を深める
とまあ、挙げればきりがないですがこれらが代表格かと。
チャリで回るという「手段」に振り回されて、自分のキャリア形成をしていく「目的」に達せないのではないか、と思いました。
チャリで日本一周するなんて行動力もへったくれもない。
正直、誰でもできる。
休学届け出して、ロードバイク買って、日本をかけ回ればいい。
そこではたくさんの経験や人との出会いがあるだろう。
最高だ、人生が大きく変わる可能性だってあるだろう。
けど、そこに自分はいない。
この一年の時間の意味は、
「農業という分野に対していかにひたすら思考し、自分の感性を研ぎ澄まし続けられるか」だ。
もっともっと。
まだ足りない、まだ足りない。
最近たるんでいる自分に喝を入れて。
ということで、
ここでのインターンが終わって次、島根県海士町からの移動手段は原付になりました。
では。
では。