誇りを持つこと
ども。
瀬戸内ジャムズガーデンでのインターンシップが今日をもって終了しました。
2月1日からあっという間の時間が過ぎ去り、お別れをしてきました。
今までは農家さん一人一人と接していたのですが、比較的大きい組織であるのでいきなり接する人数が増えて最初は戸惑いました。
がしかし、時間がなんとかしてくれるもので。
気づけば隣のベテランのスタッフの方と果物を切るのを密かに競争してたり、連夜農業トークで4時間ほど話が盛り上がったり、福岡小倉での出張販売でスタッフの方のお客さんへの話し方を見よう見まねで自分の売り方を模索したり、など毎日の時間にスタッフの背中から学ばせていただきました。
毎回、「また絶対においで」と言ってくださることは本当にありがたいことです。
夏、なんらかの形で行きますね。
「誇り」ってめちゃめちゃ大事なんだな、改めて思いました。
誇りを持つことも、誇られることも。
自分たちの作るものに対して誇りを持つこと。それは製品に対して絶対的な価値を見出して付与し、創出していくこと。
市場経済で価格が変動するこの世の中、クオリティー=価格となりにくいです。
農作物なんて特にそうですよ。
だから規模の経済により大量生産をしてコストカットし、価格をだんだんと下げていく。周りは画一化された、なんだか退屈なものばかりです。
にも関わらず、ここのジャムの価格はめちゃめちゃ勝負を仕掛けています。1本高いので1080円もするジャムもあります。ジャムがですよ。
けど、買ってくれる人がたくさんいるんです。
なぜなら、その「誇り」に対して共感してくれる人がたくさんいるから。
自分たちがジャムに付与した価値(地物の活用、素材を厳選し健康にも配慮、オールハンドメイド、活用方法の発案・提案・・・。)に共感してくれてるんです。
県外からのお客さんが多いのですが、もちろん島の人からもジャム屋を誇りに思われています。
自分が誇りに思えることを、自分に嘘をつかずに取り組み続けることによって、共感を得られる。ファンがつくんです。
僕も生産者として農業に取り組んでいく上で、自分の信じる価値に嘘をつかずに愚直に向き合っていきます。これだけは守っていきたい、そんな風に思わされました。