全国農家さんのとこ行っちゃう?日記 163日目
ども。
連日の悪天候と休閑期が重なって最近あまり畑に出られていない白方です。ウズウズしてドロドロの畑に今からでも飛び込みたいぐらいの勢いでこの日記をつけています。
さて、先日とある農家さん方を訪ねた時に、BLOF理論という科学的視座の元で農業をされているという話を伺いました。(こちらのサイトから見ていただくと理論的な知識はわかるかと思います。⇨http://www.japanbiofarm.com/report/entry-354.html)
これまで、そして現在でも農業は殆どが勘、いわゆる経験則を元に行われています。これが引き起こす問題として、
⑴自分の行為によって引き起こされる成功、失敗の根拠がつかめない。
⑵経験則を持たない新規参入者に対する参入障壁を高めてしまう。
ことが挙げられます。農業界における生産人口が著しく減少していく中で、新規参入者の障壁が以前高いままでは農家戸数は同じくして下降していくでしょう。それは日本の農業の衰退を意味します。現在少しずつ稼げる農家さんたちが現れていますが、彼らだけでは日本の農業は変わりません。
このBLOF理論によって土壌中の栄養状態を科学的に分析し、どの種類の肥料をどの程度やればいいのかを考察します。そうすることで土壌環境を改良し、作物本体を強くすることができます。これまで比較的無農薬栽培や有機栽培は育てるのが難しいとされてきましたが、この理論はそれを覆す可能性を秘めています。
増収、高品質を望めるだけではなく、何が必要かを特定するため、今まで余計に与えていた肥料等々をカットすることができます。つまり、売り上げを増加させることと経費を削減することを同時に進行させることができるのです。
技術的側面において、このBLOF理論は日本の農業の発展に大きく貢献するポテンシャルを秘めています。いや、むしろその未来も近いと言い切れるかと思います。
では。