ローカルハンター ヒロ

全国を旅しながら農業や田舎の情報発信をしていきます。

「文化」とは。

兵庫県丹波市を昼前に出発し、京都へ向けて原付を走らせていた今日。 

 

ゆるりと進めていた時、ふと頭によぎった事を考えていました。

 

 

 

「『文化』ってつまるところなんなんだ?」

 

 

 

地域に入るとよく聞くこの「文化」。辞書で引いてみると、「社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体。」とあるがパッとしない。ビッグワードすぎてなんかモヤモヤしていた。そもそも深く理解できていないのに、なぜ文化を守らなければならないのだろうか。

 

文化は生き物である、そう僕は捉えている。時代の流れによってその文化は波に揉まれ、各時代の人々へ受け継がれてきた。今、古語で話す人はいないし、漢語で書面のやり取りをする人はいない。この時代における最も利便性の高い様式に常にアップデートされている。若者言葉なんかが最たる例であろう。

 

その時ふと、「文化」とは「生き方」なんだと思った。その時々に生きる人たちが何を望み、何を豊かと、便利と、そして美しいと思ったのか。それが累々と積み重なってきたものがこれまでの「文化」であり、これからの「文化」なのか、と。こう踏まえるのであれば、文化を守ると言う認識は少々語弊があるように感じる。我々が生き続けている限り、「文化」は途絶えることはない。ただ、過去の文化は代替されていくかもしれない。そんな矛盾した世界の中で文化は輝き続けているのだ。