ローカルハンター ヒロ

全国を旅しながら農業や田舎の情報発信をしていきます。

全国農家さんのとこに行っちゃう?日記 193日目

ども。

 

季節遅れの桜がようやく葉桜に変わり始めたここ高山市。今思えば、京都から滋賀、福井、石川、富山、岐阜と移動してきましたが、向かう先々で満開の桜に巡り会えてたんですよね。

 

いやー、桜前線とともに北上していく白方でした。

 

 

 

さてさて、最近はもっぱら種まき→苗植えの作業を延々と行っています。ここ高山市では、冬季は雪で畑には入れなくなってしまうので、春夏秋に農業、冬はまた別の仕事(除雪がメイン)に携わる働き方が一般的のようです。なので、この春がシーズンスタートというわけでこの作業が中心というわけなんです。一見地味な内容ですが、とても重要。なんせこのプロセスがなけりゃ作物はならないですからね。自然と気合が入ります。

 

これがね、また面白いんです。今まで食べてきた野菜や果物を育てるプロセスは見てきたつもりですが、どんな形のタネをしているのか、どうやって植え付けているのかまでは見たことがなかったので、「うわ、こいつこんなタネしてたんか。意外と主張激しいんやな。」みたいな驚きが毎回出てきます。

 

 

 

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こんな感じでポットに土を入れてタネを蒔いていきます。タネによって植える深さや光を好む、または嫌う特性によって土を被せるか否かも変わってきます。本当に多様。

 

 

 

 

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ここは標高600メートルで朝昼晩の寒暖差がすごく激しいので、この保温器で温度管理をしながら芽を出させるのを促進します。しかし、これに頼ってばかりになってしまうとヒョロヒョロと弱い苗になってしまうので、適当なタイミングで出してビニールハウスに移してやります。ゆっくり生長させるのが一番です。

 

 

 

 

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何週間かすればこのように芽が出てきます。我が子の出産のように嬉しい・・・。生物の命の芽吹きはいつだって祝福されるようになってるんですね。

 

 

 

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こんな感じで畝に植えていきます。マルチを張ることによって、マルチ内の水分を蒸発抑制をしたり、草を生やさないなど、様々な利点があります。コストや労力はかかりますが、この何本もある畝の草引きをすると考えたら全然マシかと・・・。(草引きはやべーぞ、マジで。)

 

 

 

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ある時種芋を植えていたんですけど、ウド杉木に似てる種芋があったんです。(似てるとは言ってない。)まあそれはさておき、この種芋、めちゃめちゃアツく感じたんです。特に熱を起こしたり、っていうわけではないんですけど、感覚的に熱を感じました。

 

 

 

とまあこんな感じでタネ蒔きや苗植えの作業をさせていただいています。ここに来て、卒業後どうやって農業に携わっていこうか(働き方)、大学在学中に地域農業の抱える課題(特に現場での実質労働不足)に対して何かできることはないかな、など考えています。家に帰ってきてからのテーマは「農地法」と「農作物流通」の2点で学術的に攻めています。ci–niiにはお世話になっています。考えがまとまり次第アウトプットするので、そちらも是非ご覧になって意見をいただければ幸いです。

 

では。