全国農家さんのとこに行っちゃう?日記 207日目
ども。
軽井沢に来て3日が経ちました。ようやくこっちの気候に慣れてきたようです。新しい人間関係は難なく適応できるのですが、自然環境にだけはなかなかすぐには適応できない・・・。自然の大きさには抗えませんね。ここ2ヶ月ほど高地で生活しているので、山を降りた時の肌感が楽しみでなりません。
白根山が望めます。霞がかかっていてうまく撮れていないのですが、もちろん浅間山も眼前にそびえ立ちます。
さて、現在減農薬をベースにした多品目栽培をしている農園でお世話になっています。保有農地面積がなんと15ヘクタール。もう一度言います。
15ヘクタール
なんというパワーワードでしょう。1畝だいたい80〜90メートルぐらいあるのでしょうか。
デカすぎる・・・。定植して行くのも非常に時間がかかります。中腰でやるのも負担なので、座りながら定食ができる農具も。イノベーションですねぇ・・・。(しみじみ遠い目)
にしてもデカイ。これだけ大きいとリーフレタスとサニーレタスの色のコントラストが映えますね。
ここの農家さんのおじいちゃんのまたおじいちゃんが山々を開墾し、このような大きな畑になったのだとか。僕ら世代は農業機械があることは当たり前ですが、もちろん当時にはそんなものは存在していない。従って、全て自らの手で開墾してきたわけです。みかんの段々畑といい、米の棚田といい、昔の農家の力には感服せざるを得ません。
思えば農地継承問題。新規就農者の悩みに土地をなかなか貸してもらえない、なんてことがあります。確かに、このまま先祖代々が自らの手で耕してきた田畑が荒廃していくのは遣る瀬無い。しかし、こういった背景を知ると、他の人、ましてや得体の知れない余所者に貸すのはだいぶ勇気がいることでしょう。だからこそ、借り手が言葉と行動に責任を持つ必要がある。それをせずして貸せ貸せと言い、貸してくれなくて愚痴を漏らすようであるのならば、前世からやり直すと言い。
ただ、やはりそうした農地が荒廃していくのは見過ごしてられないです。借り手のコミュニケーション、そしてそれを繋ぐ地域のステークホルダーの存在の重要度が今後ますます必要になってくるでしょう。
では。