ローカルハンター ヒロ

全国を旅しながら農業や田舎の情報発信をしていきます。

全国農家さんのとこに行っちゃう?日記 227日目

ども。

 

この旅で畑に次いで行っている喫茶店からお送りいたします。マスターこだわりのコーヒーを飲みながら本を読んだり記事をまとめたりするのに最高の時間です。一生畑にいたいのは山々なんですけど、インプット過多になると頭がパンクブーブーになるので・・・。

 

さて、先日新潟大学で僕の今野旅で得た情報を元に考えたことや経験をシェアする時間をいただきました。

 

ありがたいことに、2日前のイベント立ち上げにも関わらず9人の学生に来ていただき充実した時間を過ごすことができました。

 

今回の話で伝えたかったのは、「現場は外野の想像をはるかに超えるような化学反応を起こしている」ということです。

 

僕たち世代が農業の未来を危惧し、効率化を!もっと経営改善を!といわば上から目線のような形で参入しようとしている人が多いような気もしますが、現場は日進月歩で適化されています。もちろん、そういった農業経営者は母数としてはまだまだ少ないですが、地域内で勉強会や情報交換を行ったりして、他の人から学び、実践しています。その成果は5〜10年スパンで続々と現出してくるでしょう。そしてそういった生産者が1人でも各地域に出てくると一大産地として成長していく。環境・気候条件だけではなく、優秀な生産者の元に新規就農者が集ってくるといったモデルです。

 

現場ではさらに、また狭い範囲ではありますが新しいサービスが展開されていたり、有用な理論をベースに農作業を行って次々に成果をあげたり、もはや僕たちが介入する余地がないのではないか、と思わされるほどに興隆を見せています。正直、大学を辞めて早く畑に出たい、と焦燥にかられるほどです。まじで。今は大学生という身分において、どうアカデミックな視点を生かして現場にある知識と学問的知識を結びつけていくかを考察したい、というところに落ち着きましたが。

 

IT、テクノロジー業界の流れも非常に早いですが、農業界においても着実に進化を遂げています。

 

僕の学部の理念が「現場と学問の往還」と謳っていますが、まさにそれが必要なのではないかと思います。どちらか一辺倒になるのも不十分だということですね。

 

まだまだ話していて、自分の中に体系的かつ理論的に情報が整理されていないことを痛感する場にもなったので、さらに現場と学問の狭間で学び深めていきたいです。

 

では。