ローカルハンター ヒロ

全国を旅しながら農業や田舎の情報発信をしていきます。

スペイン旅行記〜観光編Part2〜

原付で走りながら体全体で受ける風が心地よい季節となりました。だいぶ過ごしやすくなりましたね。

 

本年もようやく終わりを迎えつつあります。今年はなんだか野苺の年だったような気がします。今、野苺が思い浮かんだからです。特に真意はありません。

 

さて、前回の記事に引き続いてスペインオススメ観光地第2弾を紹介していきたいと思います。

 

 美食の街、サン・セバスチャン

サン・セバスチャン」と聞けば、グルメな人はおそらく一度入ってみたい、いやもうすでに行きつけだぞ、とお思いになられる方もいるかと思います。

 

バルセロナマドリードの主要都市から飛行機で約1時間ほど揺られると行けます。僕たちはマドリードから電車で行ったので、約5時間ほどの長旅で行きましたが、車窓から見えるスペインの風景を楽しめたので、これもまた良き良きって感じです。

 

フランスとの国境に近いスペイン北部・バスク州のそのまた北部に位置しており、年中温暖で非常に快適に生活できる気候です。 僕たちが行ったのは9月後半でしたが、半袖でも少し暑いなと感じるほどでした。

 

近年は美食を軸に観光業界においては非常に高名な存在になっており、現地に行くと日本人観光客とよく遭遇しました。その数はマドリードバルセロナを凌いでいました。

 

詳細内容を僕の口から述べるのはやや憚られるので、以下の新書がよくまとめていると思います。ちなみに僕は行きしの飛行機で読み、心躍らせながらサン・セバスチャンに向かいました。また行かずとも、地方創生や知識経済に関して興味のある方にもおすすめの内容でした。

 

 

今回僕たちが行ったのは、サン・セバスチャンの旧市街。ここが特に美食を武器にしたバルが所狭しに軒を連ねています。

 

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懐かしさ漂う街の雰囲気を楽しみつつ、美味しい食事をいただける。

 

ここでの楽しみ方はなんと言っても、バル巡りでしょう。飲み物1杯+数品のピンチョスをお店をハシゴするのが現地の楽しみ方「ピンチョス」とは、パンの上に具材をのせた食べ物のことです。お店によって上の具材に違いがあり、自分のお気に入りを見つけるのも楽しいです。

 

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これがあるお店でのピンチョス。一口で頬張るには少し大きい。

 

ヒルという料理も外せません。オリーブとアンチョビを串刺しにした簡単な料理であありますが、酒とめちゃくちゃ合う。思わず、「シンクロナイズドスイミングですやん」、と叫んでしまいました。

 

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息がぴったりすぎて、叫んでしまったものがこちら。

 

酒といえば、バスク地方名産の「チャコリ」。地酒ですね。チャコリとは、微発泡で爽やかな味わいが特徴のバスク地方の地酒となるワインのことです。これがピンチョスとマリアージュすると・・・。想像してしまった人は今からスペインに行ってきて脳天打ち砕かれてきてください。

 

またまたこちらのシードラも非常に有名です。りんごを発酵させたリンゴ酒で、ほのかな甘みと豊潤なコクがなんともたまりません。

 

酒を片手に友人と談笑をしながらピンチョスを頬張る。ここは創世記に出てくる楽園なのでしょうか。ただ、お酒の飲み過ぎでベロンベロンになるのは要注意です。セーブしたり、ホテルで休憩を挟むなど、気品ある楽しみ方をされたし。ちなみに僕はホテルで昼寝を挟みました。

 

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眠りに誘いし魔物はこちら。

 

シードラやチャコリをより美味しくする技法がこちらです。

 

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このまま口に注いで欲しいなんて誰も口にしないけど、思った人は一定数いるはず・・・。

 

高いところから勢いよくグラスへ注いでいきます。この技法はエスカンシアール」と呼ばれるもので、単なる客引きを目的にしているものではありません。この注ぐ勢いによって泡立たせ、より芳醇な香りやまろやかな味わいを引き出すのです。そうして差し出されたシードラを僕たちは、泡立ちが消える前にクイッと飲み干すのです。 あぁ、思い出しただけでまた行きたくなる・・・。

 

そして最後に外せないof外せないのが、バスクチーズケーキ」でしょう。最近コンビニや喫茶店でも商品展開がなされています。(バ○チーとかね・・・。)

 

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一見変哲もないチーズケーキのように見えるが・・・。

 

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これを食べるためだけにスペインに行きたい。一個しか食べなかったのが本当に惜しい。

 

 いや、ほんまヤバイよ?

 

外側はしっとりとした食感で、濃厚なチーズの旨味とコクが感じられます。そしてそして内側はとろーりまろやかなカスタード状になっており、滑らかな舌触りと口いっぱいに上品な甘みが広がります。焦げ目は甘さの中に絶妙な香ばしさと苦味をもたらしてくれる良いアクセントになります。これだけで腰砕けです。僕はサングリアを飲みながら食べていたのですが、この贅沢な甘さはお酒にも良く合いそうです。

 

ほんま行ってな

 

以上がサンセバスチャンのごくごく簡単な紹介でした。

 

ここであえて店名を出さなかったのは、結局行かないとその良さは分かんないから早く行って自分で見つけてきて、という筆者の強いメッセージです。(看板の写真を撮るのを忘れたなんてとてもじゃないけど言えない・・・。) 

 

ではでは、次はラスト・バルセロナでお会いしましょう。