全国農家さんのとこに行っちゃう?日記 164日目
ども。
今日はあいにくの雨でしたが、牛舎で作業をしていました。先日、新たなベコ(牛の赤ちゃん)が生まれたみたいで。初対面してきました。まっっっっっったく振り向いてくれませんでした。←
そんな牛とのご対面も残すことあと1日となりました。いつもと変わらず、牛と話しながら時間を過ごしたいと思います。
ここでは牛に豆腐の製造過程で出るおからをたまに餌としてやっています。というのも、今お世話になっているお母さんは豆腐屋の店主で、週に5回豆腐を作られています。そこで出るおからを牛にやっているというわけですね。大豆は畑の肉と呼ばれるぐらい豊富なタンパク質を含んでいますから、上質な栄養源というわけです。まさに、月に一度の外食といったものでしょうか。しかし、やりすぎは良くないんです。
ここでの畜産のカテゴリは「育牛」。育牛とは、牛を産みある程度育ててから出荷するといったビジネスモデルです。その買取先で肉牛になったり乳牛となったりするわけです。で、おからをやりすぎるとどうなってしまうのか。
タネがつかなくなるんです。
つまり、子供ができなくなるんですね。生物は生命危機に直面した時、種の保存本能が働きます。先の体験でいえばみかんがそうです。水を極限までやらないことで、種の保存本能が働きみかんの実にエネルギーを蓄えようとします。そうすることで糖度をぐんと高めることができるのです。
上質な栄養源を日常的に取ることによって本能は閉ざされ、赤ちゃんができなくなってしまうことを避けるためにたまにの給餌としているそうなのです。
もしかしたら日本もそうなのかもしれませんね。
経済状態は安定し、生活の中にはもので溢れかえるようになりました。もちろん、大半の人が十分すぎるといっていいほどの食事を口にすることができる世の中になりました。
だからこそ生物学的観点から、種の保存本能は息を潜め、少子化につながっているのかもしれませんね。(詳細は定かではないので、追って学術的知見を探って見ます。)
では。