ローカルハンター ヒロ

全国を旅しながら農業や田舎の情報発信をしていきます。

晴耕暇読

ども。

 

この旅で行った回数が多いランキングトップ3は、畑、図書館、そして喫茶店なんです。ちなみに行った回数が最も多い都道府県は東京です。そう喫茶店。先2つはなんとなく分かるかと思いますが、喫茶店。シンプルに雰囲気が好きなんですよね。こだわりあるコーヒーを片手に、書に目を向け思索を張り巡らす。あの自分の殻の中に閉じこもれる空間をいとも容易く創り出せるんですよ。かけがいのない時間です。この旅で大事にしているのは、人・畑・書です。

 

で、今日も午前中に時間があったので近所の喫茶店に行ったわけです。カウンターに一人座り、コーヒーを注文してから書を読み始めました。「項羽と劉邦」ですね。積読本が5冊ほど溜まっているので、この際に結構読み進めておきたいところ。この半年ほどで15冊ほど読めたかな?日中は畑に出てしまって読めないので、隙間時間に出来るだけ読めるようにサブポーチにはいつもなんらかの本を入れておくようにしています。自分で読もうとしないと読まないので・・・。

 

読み進めていると、店員さんが話しかけてくれました。カウンターで一人、音楽を聴きながらノリノリで本を読んでいる人が目の前にいたら、そりゃ不思議がって声をかけたくなりますわ。それから結構話が盛り上がって、地元の話だったり喫茶店での出来事だったり、本当に短い時間でしたがこの町の像がボンヤリと見えて凄くいいひと時でした。先述した通り、喫茶店は自分の世界に閉じこもるための場所と認識しているので出来る限り他者を自分の世界から排除しようとしていたのですが、こんなひと時もあっても良いのでは、とまた新たに自分の世界が広がったような気がしました。

 

この雰囲気ががそうさせたのか、いつも以上に言葉を選ぶのに慎重になりました。普段はめちゃめちゃ早いスピードで考えながら話す猪突猛進型なんですけど、今回は相手の問いに対して、最も簡潔に、かつメッセージを最大限伝えられるように言葉を選ぶのに必死でした。そんな空間もありなのかなー、と。てか、そんな「言葉」を大事にする喫茶店が欲しい。誰か実現してください。

 

ではでは。